診察時間
月曜日~土曜日午前 9:00~12:00
 午後 16:00~19:00(最終受付18:30)
休診日:水曜日・日曜日
〒227-0055 神奈川県横浜市青葉区つつじが丘1-14
消化器内科
Gastrointestinal
フィル動物病院の消化器内科
Our gastrointestinal
食道、胃や腸などの消化管だけでなく肝臓や胆嚢、膵臓などの疾患にも対応しております。

消化器の病気は症状も原因も様々です。丁寧な診察とインフォームドコンセントで、その子の状態にあったベストな治療を行います。また、当院では内視鏡を備えており、異物の誤食や消化管の検査など幅広く対応可能です。

消化器疾患の多くはお薬による内科治療が中心ですが、疾患によっては、外科治療にも対応しています。また内科治療では、サプリメントや食事療法を合わせる場合もあります。当院では消化器疾患に対する積極的な治療ができる体制を整えております。お気軽にご相談ください。

こんな症状ありませんか?
Have this symptom?

このような症状が見られた場合は、消化器疾患の可能性があります。消化器の疾患は種類も多く、重症度も異なるため、思わぬ大きな病気が潜んでいる場合があります。いつもと様子が違うなと感じられた場合には、お早めにご相談ください。

よく見られる病気について
About common diseases
慢性胃腸炎
Chronic gastroenteritis
急性の嘔吐や下痢は、治療に反応して数日で症状がよくなることがほとんどですが、症状が長引く場合には慢性腸症が疑われます。
慢性腸症には、食事を変更することで症状がよくなる食事反応性腸症、抗菌剤を投与すると症状がよくなる抗菌剤反応性腸症、それらでは症状が改善せずに腸炎が持続する炎症性腸疾患があります。診断には血液検査、超音波を行い、確定診断には内視鏡検査が必要なこともあります。
消化管内異物
Incisible foreign matter
口から食べ物以外のものを飲み込んでしまうことを消化管内異物といいます。異物として、石、おもちゃ、トウモロコシの芯など、日常接することが多いですが、特に注意が必要なものはひも状のもので、腸に流れると粘膜を傷つけ、消化管穿孔を引き起こすことがあります。
異物の大きさや状況により、経過観察、催吐処置で吐かせる、内視鏡で異物を除去、開腹手術による除去する方法があります。レントゲン検査や造影検査、超音波検査で確認し、状況により上記の治療を選択します。いずれにしても、異物を食べられないように気を付けることが重要です。
胆嚢粘液嚢腫
gallbladder mucocyst
胆嚢は肝臓で作られた胆汁を貯蔵しており、食事をすると胆汁が腸に分泌されます。胆汁は主に脂肪消化を助ける働きをしています。胆汁はわずかに粘性のある緑色の液体ですが、胆汁がゼリー状に固まってしまう状態が胆嚢粘液嚢腫であり、胆嚢の管に詰まる(胆管閉塞)、胆嚢が破裂することがあります。
粘液嚢腫でも無症状のこともあり、胆管閉塞や胆嚢破裂を起こすと急に嘔吐、食欲不振、黄疸などの症状がみられ、緊急手術が必要になります。無症状での手術成績は良好ですが、胆管閉塞や破裂が生じてからの手術は死亡率が高くなると言われています。早期診断には、血液検査、レントゲン、超音波による診断が必要です。
膵炎
pancreatitis
膵炎は、膵臓内の消化酵素が活性化し、膵臓や周囲の脂肪を分解して強い炎症を引き起こす病気です。急で激しい症状を引き起こす急性膵炎と、持続的な慢性膵炎があります。
急性膵炎の場合には、重症化すると命にかかわることもあり、入院治療が必要になります。診断には、血液検査やレントゲン、超音波検査を行います。

その他ワンちゃんでみられる消化器疾患: IBD(炎症性腸疾患)、胆泥症、巨大食道症

その他ネコちゃんでみられる消化器疾患: 肝リピドーシス、胆管肝炎、消化管リンパ腫

当院では、専門的な知識が必要な消化器疾患にも対応しております。

当院での診察の流れ
Flow of examination at our hospital

様々な症状が認められ複数の要因が絡まっていることも多い消化器疾患では、より適切な治療を行うために、動物の状態に応じた各種検査を実施いたします。

身体検査
Physical examination
体の栄養状態の確認や消化器の病気では起こりやすい脱水症状がないかなど全身状態を確認します。
糞便検査
Stool test
消化状態、出血の有無、細菌感染や寄生虫の有無などを確認します。また、難治性の下痢の場合には、便中の細菌やウイルスの有無を確認する下痢パネルを行う場合もあります。
血液検査
Blood test
各臓器の状態や炎症の程度などの確認をします。
腹部レントゲン
Abdominal X-ray
各臓器の大きさ、ガスの状態、異物や腫瘍、腹水の有無を確認します。症状によってはバリウム造影が必要になることもあります。
腹部エコー
Abdominal echo
レントゲン検査では分からない各臓器の状態や動きをこまかく観察します。病気の診断はもちろん、小さな異常を発見することも可能です。
追加されることがある検査
Tests that may be added
内視鏡
Endoscope
いわゆる胃カメラです。主にタンパク漏出性腸症やリンパ腫などを疑う症例や異物を取り除く際に実施します。内部の詳細な観察だけでなく、検体を採取することも可能です。
病理検査
Pathological examination
病変部の細胞や組織を詳しく調べるために細胞検査や病理組織学的検査をする場合があります。
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