
冬でも油断禁物!ノミ・マダニ予防でわんちゃん・ねこちゃんを守りましょう ⛄
11月も半ば、今年も残りわずかになってきましたね。今回はご質問の多い「冬のノミ・マダニ予防」について解説します。
「寒いから予防はいらない?」→ いいえ! 冬でもノミ・マダニは活動または繁殖が可能です。室内は暖かく、侵入されると増殖しやすくなります。
ノミ:13℃以上で繁殖、20〜30℃で一気に増える
- 犬猫に多いネコノミは 気温13℃以上で繁殖が可能。
- 暖房の効いた室内(20〜30℃)では繁殖スピードが急上昇。冬でも大量発生のリスク。
マダニ:春夏だけじゃない、秋冬も幼ダニが活動
- 繁殖期は春〜夏が中心ですが、秋〜冬は孵化した幼ダニが活動します。
- 草むらや公園・河川敷・散歩道などで通年で寄生の可能性があります。
放置すると…こんなリスク
- かゆみ・皮膚炎、貧血
- 瓜実条虫(サナダムシ)など寄生虫の媒介
- アレルギー性皮膚炎
- バベシア症(重症化することあり)
- SFTS(人にも感染する重症熱性血小板減少症候群)
当院の推奨: ノミ・マダニは年中予防が基本です。冬のみ中断すると、室内・外での再寄生のリスクが上がります。体重・年齢・生活環境に合わせた予防薬をご提案します。
よくあるご質問
冬だけ休薬して、春から再開でも大丈夫?
室内侵入や幼ダニの活動により、冬でも寄生は起こり得ます。継続予防が安心です。
室内飼いでも必要?
人・物・他の動物を介した持ち込みがあるため必要です。暖かい室内は増えやすい環境です。
子犬・子猫や高齢でも使える?
年齢や体重、基礎疾患に合わせて使える製剤を選びます。診察時にご相談ください。





